先日、毎月の給料日を迎え朝礼の終了時に明細を3人に渡しました。
やっぱり、この瞬間の為に働いているようなものじゃないですが?
もしくは休み前に酒を飲んで喉を通す時の、あのえも言えぬ快感のため?
まぁ人それぞれ嬉しい瞬間はあれど
給料はそりゃあ嬉しいはずです。
みんな満面の笑みで明細を手にします。
今日は、三者三様の給料の重みについて勝手に
私目線から考察して書いてみようと思います。
まず、スドウ。
スドウは3月末から働いてもらっているとはいえ
ちゃんとした正規の給料を支給したのは今月が初めてとなります。
スドウはアルチア初めての実家を離れて
1人で生計を立てているスタッフです。
私も美容学校を卒業して地元新潟を離れ
東京で5年働いていたため1人暮らしを経験した同じ身です。
不幸自慢?をしても仕方ないのですが
私はまだ給料の水準があがっていない14年前が初任給だったので
今のスドウよりも低い給料で家賃が71,000円のアパートに住み始めました。
残りの生活費は当然、死にそうな数字で。
美容師はお金がかかるんです。
洋服代に。ではありません。
講習費・ウィッグ代(カット練習のお人形さんの頭のこと)・ハサミ代
ありとあらゆる道具が基本的に私物なんです。
手元に残るお金は雀の涙ほどです。
そうなると削られる対象は決まってきます。
そう、食費です。
若さにかまけて食事量を極限まで削っていくんです。
人間はそう簡単に食事を抜いたくらいじゃ倒れもしないんです。
リアル黄金伝説をやっていくんです。
なんなら『コレが美容師ってやつか☆生きてるって感じだぜっ!フー!!!』
とか毎日、自分で自分を慰めながら励ましながら日々を送っていたのを
懐かしく思い出します。
当時、そんな僕の健康状態を心配して頂いてなのか
「顔色が何か悪そうにいつも見えているから」と
そっとお客様から食料を恵んで頂いていました。
お陰様で生きながらえたのだと思います。
この場を借りて御礼を申し上げます。本当にありがとうございました。
そんなこんななドヌマの話は終わりにしてスドウです。
あいつも昼飯を見ているとダイエットなのか渡した給料が雀の涙だからなのか
ちっちぇちっちぇタッパで弁当を作ってきています。
給料を渡している当人なもので
私から、その食事に対してどうこう言うのも憚られ見てみぬふりを続けていますが
今度、飯に連れて行こうと思います。
そこで、昼の比ではない量で食べるようだったら
私の昼飯を分けてみようと思います。
本当、どうでも良いのですが今日の私の昼飯は
ウィダーインゼリーとチーズケーキひとかけでした。
昔の杵柄なのでしょうか?
相変わらず私も食に興味がなかなか示せず
腹がならなきゃそれでいっか。と思ってしまいます。
今回の初任給をスドウがどのように配分するかはとても見物なわけですが
人様の懐に入りすぎるのも失礼かなと思うのでチキンドヌマは聞けません。
誰かしれっとアルチアで聞いてもらえたら、よく隣で聞き耳を立てさせてもらいます。
私は初任給は自分の為にはほとんど使わず
(学生時代5年ほどバイトに費やしけっこう貯めた蓄えが残っていたので
それを食いつぶして、最初の1年は過ごしていました。)
両親に旅行をプレゼントしてみました。
これは当時のお客様から聞いた話で真似しよう!と実践しただけなのですが
散々、今まで自分に金をかけてもらったので初めて自分の力1つで得たお金くらい
お返しをしなきゃなと両親へ送ったところ
しばらく経ってから手紙が親から届きました。
感謝されました。
泣いた。と書いてありました。
あぁ、たったこれだけでも喜んでくれるんだ。
やって良かったなと心から思いました。
続きましてコダカです。
コダカも早いものでもう4年目になっています。
デビューもうすぐしますから!と言い続けて早何ヶ月でしょうか?
デビューするする詐欺ではありません。
一歩一歩、頑張っています。
もう少しだけ!本当にもう少しだけお待ちください。
デビューに向けてモデルを日々担当してもらい
少しずつ腕を磨き
少しずつ技術は上達しているはずなのに反比例というには比じゃないほど
私からよく怒られ、そっぽを向きまたさらに怒られを
飽きることも無く続けている不思議ちゃんですが
たくさんのお客様に愛され良い成長を遂げてきているなということと
そんなスタッフと働けている環境に嬉しく、日々思っています。
コダカは先日スタイリストデビューまでに数多くある試験の1つ
昇給試験を無事に1つ突破し
給料があがってホクホクの身であります。
さぁ、スドウ。
これを読んでいるか?
コダカにたかるなら今だ。
繰り返すぞ。
コダカにたかるなら今だ。
最後にヤヌキです。
ヤヌキはスタイリストとして働いてもらっているため
給料の話で言えば
毎月、金額は変動します。
下がる。という事では勿論なく
【指名】を頂いた分だけ給料は上がります。
お客様がこれを読んで頂く分には少しいやらしい話しに感じるかもしれませんが
真面目に書きますので少しお付き合い頂けたらと思います。
アルチアでは《指名料》というものは今もらってはいません。
普通はその指名料がそのまま給料にバックされたりすると聞くのですが
アルチアではその方法は採用していません。
美容室に限らずだと思いますがどうして指名制を採っているのか
私なりの考えを書いてみます。
単純に指名してもらうと嬉しいです。
私の場合本当ここに尽きます。
「あなたに担当してもらいたいわ」
これを言われることがどれだけ嬉しくてヤル気に繋がるか。
もちろん、指名を頂かないお客様だからといって
言うまでもないことですがヤル気が出てない訳ではありません。
私たちも人間ですので。
それなりにスイッチはあります。
【指名】を給料に直結させる。ということは
指名頂かないお客様でも最大限の技術とおもてなしをさせて頂いて
次回は『あなたに担当してもらいたいわ』と言わせるだけの魅力を
自分自身に感じてもらう。
それが出来ると流行りの言葉で言えば
ウィンウィンになると思うんです。
お客様もステキなヘアデザインにしてもらい
アルチアのスタッフは頑張った成果がしっかりとした数字となって
翌月反映され、また1つヤル気の後押しになる。
ってことだよ。ヤヌキさん?
コダカさんもね?
もうすぐだからね?
準備は今からだっていくらでも出来るんだよ?
僕の時はアシスタント時代から
「土沼君がスタイリストになったら私、担当して欲しいわ」って
たくさん言ってもらえてたよ?
嬉しさ半面、不安も半面。
でも、頂いた期待を裏切る訳にもいかず
よりトレーニングに励むだけ。
先日、私がやっているインスタグラムで
スドウの歓迎会を開いた写真を投稿した際に
書いた言葉
【さぁ後は泥のように働いてもらおうか】
どう、捉えるかは自由だと思います。
働いてもらったらアルチアではその分しっかりと翌月反映します。
私の私利私欲に繋がっているわけではありません(笑)
私の給料はOPEN当初から微塵も変わっていません。
みんなが頑張ってくれたら
みんなの了解を得て少し増やしたいと思っています。
それでは次回、6月の給料日をみんな楽しみに待っていてね☆
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