時は移りにけりな いたづらに わが身よにふる

新年になり、早数週間。
見過ごせない問題ですがコロナ関連はちょっとお腹いっぱいなので今回はさておき。

新年「今年の抱負」的なものを掲げた方はどれくらいでしょうか?

僕は美容師でありながら、どういう訳か経営者とも呼ばれるので
(ホントは経営者としてではなく創業者的な仕事と考えを持ち続けたい)
一緒に働くスタッフに技術を伝えるのは当たり前として
気持ちの乱高下はあるにしても、それを出来るだけ穏やかに
良い気持ちのシフトが叶うように補助したり
業績を上げ良いお給料を渡せるように思案して迷宮入りし埋没していく。
までが1パターン化しているのですが。。。

しかし、よくスタッフの「やる気」が無ければ
いくら会社として良いものを与えたとしても意味がないのでは?とも考えられます。
しかし記述するのに頭が痛いですが
本質的なところを見てみると
上司の言うことを聞かない、自発的な行動力が低い、生産性が低い
などを「やる気」のせいにされてしまいがちですが
冷静に考えて見れば「やる気」を出したいだけの業務内容だったり職場環境を
会社が作りれていないところに本質があるような気がします。

だから、僕がスタッフに対して「もっとやる気だして働けよ!」というようなことがあった時は
(きっと、「お前がもっと覇気こめて声出せよ。お客様に『えっ?何ですか?』って聞き返されてんじゃねーよ」というのがアルチアでは常なので僕が言うことはきっと永劫ない。。。)
それは僕がスタッフに責任転嫁をしている兆候として考えて間違いない。

そもそも他人の「やる気」を本質的にコントロールしようと思っている方がおかしいとも思う。
「仕事への意欲」が生まれる原因は人によって様々だから。

だから、上司が素晴らしい人であっても、やる気のない人は存在し続けるし
上司が最低でも、勝手にやりがいを見出してバリバリ仕事をする人もいる。

仕事ができないのは、技術と能力の改善が必要であって、やる気のせいではない。
サボる人がいるのは、仕事の与え方が問題なのであって、やる気のせいではない。

しかし、業績の悪さを安易に「社員のやる気」に紐づける会社は世の中に依然として多くあるように聞こえてきませんか?
なんとも社員の方たちが気の毒でありません。

まとめとしてこのブログで僕が言いたいことが3つ。
1.「あー!これ全部、従業員時代に会社の会議でぶちまけたかったなー!マジで。」
2.スタッフにあーだこーだ言う前に自分が「やる気」出せ。少なくとも声を張れ!
3.もっと良い美容室にするために必死に考えて、スタッフが「やる気」を出したくなるような環境を作れ!

ということで簡易的な僕の今年の抱負は
【聞き取りやすい声量で、朝礼・終礼を行い。日々環境を整えつつ、もう少しスタッフに関心を持ってみる。】

…なんだ。その抱負。ド素人か?
という読者の心の声が聞こえてくる気がしますが、千里の道も一歩から。
いつだって何を始めるにも遅すぎるということはありません。
という言い訳を大義として頑張りますね(;゚Д゚)