新潟市の学校ではもうすぐ夏休みに入りますね。
まだ、やっぱり長期休みというと「自由研究」なるものが存在しているのでしょうか?
昔はよく頭を悩ませたものです。
思い返してみれば、自由研究というのに
絵日記を書いて提出してみたり、工作を作って提出したり
自分もそういった特に秀でた研究も考えられない烏合の衆の一人でしたので
もうどこが研究なんだ?という提出物に溢れかえっていた集団物の一つとして提出され
全く誰の目にも止まらかったんじゃないかな?という記憶がそことなくありますが。
そこで、改めて大人の頭脳を持った今
もちろん子供たちの宿題に手出しは出来ませんので
あくまでも「アイデア」のお手伝い程度になればと思い
今回は一つだけ提案をさせてもらえたらと思います。
やはり自由研究というくらいですから
何かをしっかり観察したりその経過を調べて研究し
自分なりの意見と結果を共にまとめあげるのが良いと思うんですよね。
研究の意味を紐解いてみても
「物事を学問的に深く考え、調べ、明らかにすること。」
とあるくらいですから
そう、事実を明るみのもとに自分なりの考えを添えて形にしてこその研究なわけです。
きっと、ここまでは皆さんも考られることと思いますが
研究するに値するテーマを探すという一点のみに困っていると思うのです。
では、学生が研究して意味のあるテーマは何だろうか。
テーマなんてものは無数にあると思いますが。
思い返してみれば、今でこそ形が変わりつつあると聞きますが
昔の夏休み前と言えば「通知表」という、人を数字ごときで評価するものを突き付けられたものです。
この可能性に満ち溢れた人間、そしてまさに可能性の塊でしかない子供たちを
定数に当てはめた評価を大人たちがしてくるわけです。
そして思うのです。
「お前ごときに僕たちの何が分かるのか」と。
通知表の厄介なところは定数にはめられるだけでは飽き足らず
末尾欄に先生の一言的なものがあり、あれがさらにタチが悪いと思うのです。
このブログを書いている土沼なんて
小学校1年時の夏休み前の初めてもらう通知表の備考欄に先生からの一言で
「土沼くんは人を見下しているところが多々見かけられます。」
なんて書かれていたのです。
当時まだ7歳足らずの小学生に「見下す」なんて単語は到底理解できませんので
意気揚々とちょっと数字だけは良かった通知表を
親に提出し、即座にこっぴどく叱られ説教をくらったわけです。
このように文字に起こすと笑えてくるエピソードですが
当時の両親も私も心中穏やかでは無いわけです。
そこで、今になって思うんです。
「先生を研究(やり返)してみよう!」と。
とても面白いテーマであると思いますし
過去を遡れば、こんなテーマでやったことのある学生も少なくないことでしょう。
それでもこのテーマを今でもやる意味は大いにあると思います。
理由は「一人として同じ人間はいない」からです。
この研究を行う学生の数だけ、それはもう夏休み明けの
学校は惨事に見舞われると思うんです。
問題なのは、研究対象(人)物がじっとしていないという点でして。
かっこうの研究時間と言えば受け持たれている授業中になるでしょう。
そこから研究観察は始まるのです。
この先生は教室に入ってくるときはいつも口が半開きだなとか
入室する時、いつも同じ可愛い生徒に一瞥をくれているな。おいおい先生それはひょっとして!?とか
毎週月曜日の午前の授業はダルそうだなとか
金曜日の5限6限は調子あがってきたぞ、今日は彼氏と飲みにでも行くのか?かまをかけて聞いてみようかな?とか
普段は大して面白くもない授業で、どうただ漫然と時間が過ぎていくかに気を取られがちな授業が
こんな風に視点を変えるだけで、とても1時間弱じゃぁ足らないくらい有意義な研究対象時間に変貌を遂げるのです。
それでも、あくまで研究結果をまとめて発表に至るまで
決して研究対象者の先生に察せられてはいけないのです。
万が一、感づかれたりした暁には
普段はルーティーンで着まわしている服装をちょっと華やかにされたり
お化粧に気を使われてしまったりしては台無しです。
あくまでも先生の素を知る必要のある学生たちは決して気付かれてはいけません。
自分たちが書かれた通知表を改めて思い返してみてください。
お前が僕たちの何をそんなに知っているとでもいうんだ。と声を大にして言いたくなるくらい上から
アドバイスまでしてくる、それら。
逆にこちらからもしっかりと観察して気付いた生活改善点をアドバイスしてあげなければ
研究する意味がありませんし、フェアではないと思うからです。
・目上の先生にだけ少し声高めに挨拶するのは公平な教育をするべき先生の立場としていかがなものでしょうか?
・柔軟な考えを大切にという割に、公式で嵌め殺してくる矛盾についてはどのようにお考えなのでしょうか?
・確実にご家庭か、お付き合いされている方とのなんやかんや昨晩あったであろう感情を翌日に引きづりまくっているのを生徒たちが気付かないとどうして思っていられるのでしょうか?
と、まぁ先生たちをじっくりと観察した後に
深く考え、調べ、明らかにする
こんなに楽しそうで有意義な夏休みの研究課題は他にあるでしょうか?
そして今なら特典付き(多分)です!
一生、研究対象の先生の記憶から消されることなど出来ない生徒認定☆がもれなく付いてくることでしょう(`・ω・´)ゞ
ね?だから
みなさん、この夏の研究にお一つ是非いかがでしょうか?
最後に
※文中に先生を「お前」呼ばわりしたことを心からお詫び申し上げます。文章を盛り上げるためのアレ(煽り)であって私の本心ではありません。
※途中に出てきます土沼の過去が真実かウソかは皆さんのご想像にお任せします。
※決して、土沼の過去の先生たちに何の恨みもアレもありません。
※自分の子供がこの研究に手を出しかけてたら全力で止めます。
了