「飲み会は残業代出ますか?」

「飲み会は残業代出ますか?」
そんなことを言う社員がいるらしい話は数年前から少し話題になりましたよね。
時代は変わってきたと。

そんなこと部下から言われたら困るな。と苦笑してしまう方きっと多いですよね?

確かに言いたいことは分からないでもありません。
普段、気を使っている上司とせっかくプライベートな夜の時間を
さらに気を使ってしまったら美味しいお酒と美味しいごはんの味が感じられないかもしれませんよね。

でも。ですよ?
どうするのでしょうか?
会社が「飲み会は業務です。残業代ももちろん出します。」と認めたら。
その飲み会の場には【成果】と【評価】が発生します。

残業代を出してもらう代わりに強気で
「飲み会は残業代出ますか?」と言った社員は
どんな成果をその飲み会で発揮してくれるのでしょうか?
言葉にはお互い責任を伴うのが社会の中の通念です。

社員の給料は通常、会社の利益から出ています。
その会社の利益はチームワークによって作られます。
チームワークを乱そうとしているのはこの場合どちらでしょうか?
あくまでも仕事である以上は基本、会社と上司の指示は聞いてしかるべきです。

この基本的な関係が分からないようであれば社会人を辞めて
学生に戻り責任の少ない自由なアルバイトにでも戻ってみるのも一つの手だとも思います。

そこまで業務かどうかって拘るくらいなら
逆に会社から問われる可能性も出てきます。

「業務中に100%仕事していますか?」
「ボーっとしている時間はありませんか」
「私用で携帯電話操作していませんか」
「友達のSNSの投稿みていませんか」

業務とみなさないことを全て時間給で計算して給料から引いても大丈夫ですか?

そんなこと言われたら平静ではいられませんよね。
でも、それが社会であり大人の世界です。

大人ではない人は
「やったからお金ください」と幼稚な思考です。
本当の大人は
「価値を作り出したからお金ください」という思考になれます。

もし、自分の給料が20万円なら20万以上の価値を作り出さないと
ただの給料泥棒呼ばわりされますよ。

と、ここまで強めに言い続けましたが
経営者として反省することも日々山積みです。

「飲み会は残業代でますか」と聞かれた時点で
いつも楽しい飲み会ではきっとないんでしょうね。
何のための飲み会でしょうか。
ただの飲み会なら友達とやっていればいい。
会社のチーム力を上げるための飲み会ですよね。

普段は業務に追われ、ゆっくり話せない社員と
ちゃんと話をして、相手を知る努力をして、興味を持って
社員の持つ特徴を理解しその能力を伸ばしたい育てたい。
そんなヒントと材料を集めるために飲み会は存在する側面も確かに持っています。
そして、もっと大切な人と人との絆を構築する目的も付随します。

まとめますと
もし飲み会を会社が企画したいなら
社員または後輩・部下が楽しいと思うような会にしないといけない
もし忘年会が疲れるなら上司が疲れるべき。経営者が疲れるべき。
なぜなら限られた時間の中で部下を知る努力をするから。

社員の時間も自分自身の時間もどちらも無駄にならない方が良いですよね。

ここまでの話しを全て無に帰すこと言いますけど
飲み会なんて無くたって全然構わないじゃないですか。
だって、普段からコミュニケーションを多く持てば良いだけだから。

そもそもアルチアのスタッフは「次いつ飲み会ですか?」と聞いてきます。
そして行けば行ったで「え?1件で帰るはずないじゃないですか?白けるんですけど」とか言ってきます。

そう。美容業界ではほとんどが昔からの慣習で
後輩と食事に行った場合基本的に先輩が料金をまとめて払います。
そんな理由もあるのか(絶対に関係ないと信じたいけれど)
日付が変わる前に帰宅できることはほとんどありません。
そしてアルチアの飲み会では散々、前述で能書き垂れていましたが
喋り続けるのは私ではなく社員たちだけだし
「土沼さん全然話し聞いてないですよねー」と言われる始末。
いや、正確にいえば聞いていないではなく話に入れていないだけのような気がしています。

そりゃそうだ。
たくさん食べたなー。飲んだなー。お腹いっぱいだな。
帰りたいなー。とか考えてるんだから
「推し」の話しを延々とし続ける後輩の話しは中々にして耳に残りにくいものです(笑)
どっちもどっちか。
誰だ、さっき「限られた時間の中で部下を知る努力をするから」とか偉そうに言ったやつは。
そう、人は常に臨機応変に対応していくものなのです。
柔軟性があると言えば聞こえがいいし
一貫性が無いと言われれば聞こえが悪いし
捉え方は自由です。
大切なのは自分の意見は持ちつつそれを人に強く押し付けない。ことでしょうか。
昨今は平均的にダメとされるものを総叩きするのが流行ってますよね。

他人の事とやかく言う前に自分の事…

しまった。
まーた、こんな話し始めたら長くなってしまう。。。
終わります。

アルチアは毎年必ず12月30日
全ての営業を終えてから
その年の全てを忘れて吹き飛ばすくらいのお酒を飲み
文字通り「忘年会」をしています。
街中で陽気な私たちを見たら声をかけてくださいね。

残り半分を切る12月
もう少し頑張りましょうか。
楽しい忘年会を迎えるために(*’ω’*)