今年も7月がやってきました。
10周年パーティーをやったのがもう1年前とは早いものです。
11周年を迎えるにあたって謝辞は店の誕生日に改めて投稿させて頂きます。
先日、社員の高橋の退職のお知らせを本人よりブログにて報告させて頂きました。
感謝と決意
このブログを投稿したその日からすぐ
お客様から高橋に向けて
応援のメッセージや送別品などたくさん頂いており会社としても驚きと感謝でいっぱいです。
本当にありがとうございます。
お客様から私に
「本当に高橋さんを辞めさせて大丈夫なんですか?」と
印象的な問いを頂きました。
もちろん会社として短期的にも長期的にみても高橋は会社の大きな戦力としての柱です。
当然、高橋の退社は大きな痛手です。
いわずもがなです。
ただ、私が作ったこの会社には昔から大きく譲れない優先順位と理念があります。
今日はそれに関する私の気持ちを綴らせてください。
アルチアは会社名を「YOLO japan」と言います。
会社名は私の信条としている「人生は一度きり」という想いを社名に変えたもの。
そして少しだけ背伸びをして末尾にjapanと付け加えたものです。
基本的に前世も来世も信じていません。
その思いを決して他人に押し付けるつもりもありませんが。
ただ、やはり人生は一度きりだと強く思うからこそ
今日のこの一瞬を真剣にやりきろうという力が私は湧きます。
そんな私が会社を作るときに決めた理念の一つ
「経営基本方針」から2つの一文を抜粋します。
1.
アルチアでは企業として大きくなること以上に
1人ひとりが人間的に成長し強い組織を作ることを求めていきます
会社が大きくなることよりも個人が成長し続けることを優先し
社員全員が自社の仕事を通じて自分の人生のビジョンを描けるか
人生の目的を見つけることができるか
そしてその思いを叶えることができるか
この点を追求し続けます
2.
仕事は夢を叶えるための手段の一つであって
目的は夢を叶えること
そして次に私が常々、社員に話している譲らない優先順位に関しては
お客様に言うのはとても憚られますし、書くべきでもないですし、比べるべきものでもないものですが
時としてどうしても天秤にかけざるを得なく
迫られる場面というものは生活や仕事をする中で皆さんも経験はあることと思います。
私は「お客様」と「社員」を同時に見た時に迷わず
「社員」に重きを置いて考えるようにしています。
今回の高橋の件で言えば。
多くのお客様に好かれている高橋が会社に残ってくれた方がお客様に喜んでもらえる
高橋が共に働き続けてくれた方が引き続き活気のあるサロンでいられる
高橋が共に働いてくれた方が会社の業績も安定する
高橋のブログを読んで下さった方は目にして頂けたかと思いますが
高橋には【夢】があります。
そしてそれをしっかりと報告してくれました。
高橋が今回の退社の決定に至るまでたくさんの話し合いを重ねてきました。
ずっと「お客様」と「会社」のことを気にかけたうえで言葉を選び
話しをしているのがずっと気になっていました。
社会人であれば当たり前かもしれませんが
私がこれまで関わってきた多くの「美容師」は自分を主体として物事を考え発言する人がほとんどだったので
そう考えると高橋は稀有で貴重な社員です。
これも高橋のブログに書いてありました。
これまで「誰かの価値観」の中で生きてきた
そんな高橋がようやく夢を見つけ自分で決め、先に進もうとするその未来を
止められるはずはありません。
私の信条にも、会社の理念からも大きく反します。
本音を言えば
高橋の願うその夢が「美容師」としての未来であれば
嬉しかったのですが
共に働く中で、先にその美容師としての未来よりも魅力的な未来を見付けられてしまったようです。
4年を共に働いてくれた高橋は7月いっぱい働いております。
最後に会いに来てもらえたら高橋は心の中できっと泣くと思います。
ここでも本音を言えば、本当に高橋の事が大好きなお客様から「辞めないでよ!」って言って
高橋をマジ泣きさせてほしいです。
そんな≪高橋を送る会≫を開きたいと思っています。
ここで突然のお誘いなのですが
お客様ももちろん、美容師さん関係ももちろん高橋に関わってくださった方たちに
多く見送ってもらえたらと思い
7月28日(日)19時ころから
場所は未定ですが送別会を開きます。
皆さん来ていただけませんか?
アイツを一緒に泣かしましょう?
会場を決める都合上、締め切りを7月14日(日)18時とさせて頂きます。
オープンスペースではなくアルチアから近所の居酒屋さん等で場所を探す予定ですので
会費制になると思います。
アルチアの公式LINEまたは各スタッフ宛に直接
「行きたい!」と言ってもらえたらと思います。
多くのご連絡を楽しみにお待ちしております。
7月も早速暑い毎日が続いていますが引き続きよろしくお願い致します。
毎度、長い文章のお付き合いいただきありがとうございました。
この先も長くお世話になります。