こんにちは!コダカです!
この前伊藤も本についてのブログを書いてましたが
最近その流れかアルチア読書ブームです!
私もいつもはメンターであるDaiGo大先生の本を
必要な時に必要なものを読む感じだったんですが
最近は3年ぶりくらいに小説を読んでます!
元々好きだった湊かなえさんや映画の原作にハマっていて
映画を観る前に原作を読むと映画の面白さに奥行が増す感覚で楽しいです!
1番最近読んだのは【望み】です!
去年の映画なんですが見そびれていて
レンタルが最近開始されたのでその前にと思って読み始めたら
面白くて2日で読んでしまいました!
映画見た方もいるかもしれませんが、原作のざっとあらすじは・・
地元で高校生の遺体が事故車から発見され、その遺体は息子の友達と警察から連絡がある。
その前夜から外泊して帰ってこない高校1年生の息子。
息子は打ち込んでいたサッカーを怪我で出来なくなり、そこから悪い友達と付き合うようになっていた。
遺体が発見された事故車から男2人が逃げて行ったと目撃情報が。
しかも亡くなった高校生の周りでは息子含め3人の高校生が行方不明に。
まだなにも情報のないうちから両親のもとにはマスコミや嫌がらせが。
嫌でも息子と今回の事件も関連を疑ってしまう。
警察からは何の情報も入ってこず、マスコミやネットの情報に揺れ動く家族。
被害者であれば今の環境を全て失い、育て方が間違っていたと受け入れるしかないのか。
加害者であれば発見された子と同じように惨い姿かもしれない。
家族それぞれの取り巻く環境の中で被害者がマシなのか加害者がマシなのか。
待っていた未来は案じた未来だったのか。
愛する息子は凶悪な殺人者か、それとももう1人の加害者か。
あなたならどちらを望みますか?
両親は息子が捕まったら今の仕事できなくなるな、
取引先もきっと断られるだろうな、とか、
妹は友達からはぶられるだろうな、
行きたかった高校への受験もできないだろうな、とか。
親戚たちもほぼ縁を切る、のようなことを言ってきたり。
家族や親戚それぞれによって感じることは違うと思いますが
私は読んでいて、どの視点にも感情移入出来る部分がありました。
仕事や友達、加害者でも被害者でも環境は変わるけど、そんなことより。
息子はどこに行ったの?
どんな姿で表情で帰ってくるの?
警察から連絡が来るまでの緊迫した時間は
とても長くゆっくりで生きた心地のしない嫌な時間です。
その時間と共に取り巻く環境も周りの反応もころころ変わり、
その心情がすごくリアルに描かれていたので
私も同じくドキドキしながら、一気に読み終えました。
感情移入してしまって嫌な気持ちになりながら、重い気持ちになりながら、
自分の家族が親友が同じ状況になったらどう願うのか、どんな気持ちにすがるのかと考えていました。
ラストの感情を言ってしまったらネタバレになりそうなので隠しますが
ぐっと胸にくるものがありました。
是非読んでみてください!
暗い小説なので自分が落ち込んでいるときにはオススメしないです。
この後映画を観るのがとっても楽しみです!!
オススメの映画、またその原作があったら是非教えてください♪
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