ドライヤーと戦う夏、はじまりました。

夏ですね。
セミももう鳴き始めるのか?というあたりから、アルチアでは“ドライヤー地獄”が本格オープンします。

朝9時、営業スタート。
ドライヤーの電源を入れた瞬間、まず第一陣の熱風が自分たちに襲いかかってきます。
「おはよう、夏の灼熱地獄」って感じで、朝一の時間帯でも一瞬で目も覚めます。
そのうち“ヘアセット”なのか“低温サウナ”なのか分からなくなるのが、この季節の風物詩です。

お客様がシャンプーから上がり、タオルドライして、いざドライヤー!となると…

汗:止まらない。
髪:あまり乾かない。
自分:蒸される。

普段は辛いもの食べる以外で暑くてもあまり汗をかかないで有名な自分でも
さすがにこの時期は顔からしたたり落ちそうになる汗が、お客様の髪に垂れないかを全神経でガードしながら
ドライヤー片手に奮闘。
もはや「ドライ」じゃなくて「ウェットファイト」してます。

スタッフ間の会話も夏仕様。

「ドライヤーって、もしかして拷問器具なのでは?」
「むしろお客様の髪が乾かされてるに反比例でこっち全身濡れてる気がするんだけど…」

そして極めつけは、ストレートアイロンを使うメニューの日。
180℃の熱板と格闘しながら、おでこに前髪が張りついてくるあの感じ。
「ここは美容室ではなく…鍛冶屋…?」という幻覚が見えます。

お客様もお客様で、夏は汗をかいてご来店されるので、カットクロスをかけた瞬間に全身サウナ状態。
「暑くないですか?」と聞いて「だいぶ前から暑いです」と言われる率、98%。
涼しげに笑うのがプロの技だと思ってます。

でもね、そんな中でアイスコーヒーをお出しすると、一瞬だけ涼が訪れるんです。
「この一杯のために生きてた」って目をされると
あ、それビールじゃないよー。って脳みその中だけで突っ込みつつ、こっちまで幸せになります。

夏の美容室って、たしかに暑くて、汗だくで、メイクもヘアセットも一瞬で崩れるんですけど、
それでも「スッキリしたー!」って鏡を見て笑ってくれるお客様がいると、どんなに汗まみれでも報われます。

なので今年も、ドライヤーとアイロンと闘いながら、髪と心を涼しく整えていきます。

熱中症だけは気をつけて!
そして、アルチアの「ひゃっこいシャンプー」絶賛稼働中ですので、お気軽にどうぞ♪